「ぴたっ！」 ママの声

あずみ虫さんの温かみおあるイラストが大好きなので、読みたいと思いました。
ぞう、ラッコ、キリンなど、いろんな動物の親子が、それぞれの方法で「ぴたっ」身を寄せ合います。
あずみ虫さんの描く動物たちは、みな穏やか。画面から幸せオーラをいっぱい感じます。
読みながら、実際に「ぴたっ」とくっつけるから、スキンシップにもなって、いいですね。
子どもが小さい時に出会っていたらなと思いました。

動物の親子が、ぴたっとくっつくかわいいふれあい絵本。
ぞうに、らっこに、きりんに、かもなど、いろんな親子がぴったんこ。
ついつい真似して子供とふれあいたくなりますね。
そして、あずみ虫さんの絵、切り絵だと思っていたんですが、紙ではなく、アルミ板をカッティングされているんですね。その技法に驚きでした。

子どもたちも予想できるのか、
すぐに「ぴたっ！」とページをめくるたびに言ってくれました。

ラッコの場面では「こうきたか〜」なんて７歳児は言い、
次はどんなふうにくっつくのか想像しながら
聞いているようで、
小さい子向けの絵本なのに、
小学生も楽しんでいました。

たまにはこんな絵本も小学生とかにもいいのかもしれませんね。

同名のタイトル、また似たタイトルの絵本が結構あります。
テーマ的にあかちゃん・幼児向けには作りやすいものかと思います。
あずみ虫さんの「ぴたっ！」は、表紙のきりんをはじめ、6種類の動物の親子が「ぴたっ！」と、からだを寄せ合います。
この手の絵の手法は何というのでしょうか。一度別のところに描いたものを切り貼りしているからコラージュ絵本のジャンルに入るのかもしれません、。
切り貼りだからこその立体感がなかなか味わいがありました。
わたしはふくろうの親子が一番かわいかったです。

動物の親子が次々と
ぴたっ！
っとくっつく、心あたたまるお話です。

ぴたっ！
っという短いことばとイラストだけなのに
お母さんの気持ち、子どもの気持ちが
しっかり伝わってきます。

読み終わったあと息子は期待通り、
私にぴたっ！っとしてくれました♪

この絵本、小５の次男に読み聞かせしたら、私は読んでいるときもどんどん面白くなって、もっともっと「ぴたっ」って言いたかったくらい。

子供も、まあ対象年齢よりはずっと大きいので、苦笑いといった様子でしたが、この手の絵本は誰でも楽しめるのが素晴らしいですよね。

赤ちゃんや幼児から大人まで、本当に誰でも楽しく読める、そしてなんだかほんわかした暖かい気持ちになれる本だと思います。

欲しくなっちゃいました。

小さい子向けのおはなし会用にセレクト。
ぞう、ラッコ、キリン、かも、カバ、ふくろう、くまの親子が登場、
ぴたっ！と触れ合うシンプルな趣向です。
動物たちの造形が、アルミ板をカッティングする技法を用いたコラージュということで、
独特な絵となっています。
それだけにやや硬質の印象ですので、対象年齢が２歳以上となっているのでしょうかね。
でも、シンプルな展開ですし、一緒に触れ合い遊びをしてもらえれば、
もう少し低年齢でも使えそうな気がします。