「たくあん」 ママの声

たくさんの日差しと雨をあびて、小さな種が大きなだいこんになっていくようすが、ダイナミックに描かれています。広大な畑に成長していくだいこんをながめていると、自分もだいこんになったかのような気分。とっても小さい種があんな大きなだいこんに育つなんて、信じられないなあ。
だいこんを干すと甘みがでて、塩に漬かると水気がでて、おいしいたくわんに！もう、ここからはよだれがおちてきそうなほど、おいしそうなページです。
あたたかいごはんと、たくわんが食べられる国に生まれてよかったと、こんな感想で終わるとは思っていなかった展開に、おどろきと喜びを感じました。

たくあんは私にとって身近な物にも関わらず作り方は知りませんでした。この絵本を読む事で自然と作り方を学ぶ事が出来て嬉しかったです。ダイナミックで美味しそうな大根は見ているだけでみずみずしさが伝わってきました。圧巻は大根を干す所でした。とても美味しそうなので私も娘と一緒にたくあんを作りたくなってしまいました。たくあんを身近に感じられる絵本でした。

　漬物好きのうちの子は、うどんやに入っておにぎりの横にある漬物をすぐにパクッと食べてしまいます。いつもは、好きなものは最後までとっておくタイプなのに、これだけは食べられないうちにって感じです。そんなうちの子にピッタリの絵本でした。

　たくあんの作り方を短い文章で、テンポよくまとめているので３歳の弟も大好き。今まで、大根が軒下にぶら下がっているのを子どもたちは「？」と思っていたけど、（いくら説明してもやっぱり全工程を見たら納得するんですよね）この本のおかげでふに落ちたみたいです。

息子はごはんが大好き！
そのお供として「たくあん」はかかせないものでした。
この絵本を本屋で見たとき，心でガッツポーズしました。
なんていいタイミングで出版されてきたの〜〜って感じでした。
文章も少ないのでとても読みやすく、歌みたいな文章なので読んでて楽しくなるんです・・・。
もちろん、たくあんの作り方もわかります。
バリボリたくあんのおいしい音が聞こえてきそうです。