1946年のアメリカの作品。
邦訳は、1970年。
スモールさんの絵本8冊シリーズのうち、6冊はカラーで復刻されていますが、ちいさいしょうぼうじどうしゃとちいさいきかんしゃは、モノクロのままのようです。
確かに、もともと赤と黒というニ色刷りで、メインの消防自動車が赤ですから、オリジナルがベストということなのかも知れません。
クラッシックな消防自動車ではあるのですが、装備が実に詳細に描かれていて、不思議と古さを感じさせません。
消防署の中のすべり棒は、日本と同じだし、国は変れどその仕事振りは万国共通なのでしょう。
消火作業も、分かり易く描かれていて、きっと子供の心を虜にすることだと思います。
我家でもそうでしたが、消防自動車とか消防署って、誰しも憧れるもの。
家族で車に乗っていて、消防署の前を通り過ぎると、自動車を止めてと言われたものです。
消防自動車の絵本は数多くありますが、入門編として良いと思います。
分章は若干長めですが、ワクワクするような展開なので飽きることなく読み聞かせることができる絵本です。
本のサイズも適正なので、3歳ぐらいからのお子様に是非オススメします。
シリーズ化しているので、気にいれば次の作品に広げていける楽しみもある作品です。