筒井 頼子作 林 明子絵の「はじめてのおつかい」は知っていましたが、この作品は知りませんでした。
でも、実は「はじめてのおつかい」の初版の5年前の1972年の作品で、しかも102万部も発行のベストセラーだったので驚きです。
お話は、三歳のみほちゃんが、はじめてお留守番したときの不安と成長を描いたものです。
昔は、おかあさんも大胆だったのだと思ってしまいました。
だって、いまどき3歳ぐらいでお留守番させたら、余りに物騒でそれこそ問題になってしまいそうな気がしたからです。
7歳の息子に「みほちゃん凄いね」と言ったら、「僕だってできるよ」と強がっていましたが、やはり三歳という年齢にびっくりしたようです。
ポストから覗く新聞の集金の方の目をオバケと言ったりするシーンは笑えますが、実話のようで子供も共感できる絵本だと思います。
子供に考えさせるにも最適な一冊。