Ehon Naviに出会う前に、息子達と親子ともどもはまっていた作品の一つが、「バムとケロ」シリーズ。
子供だけでなく、私も絵本にはまるきっかけになったシリーズと言っても過言ではありません。
全部読破したのですが、投稿していない作品ばかりなので、再度読むことにしました。
今回の作品は、1994年初版の記念すべきシリーズ第一弾。
雨の日で、バムは家の中、ケロは喜んで外で遊んでいるシーンから始まります。
綺麗好きなバムは部屋の掃除。
ケロが散らかし放題なので、大変なのですが、これって我家のよう。
綺麗に片付いたと思ったら、ケロが泥だらけで入ってきたから、さあ〜大変。
お風呂タイムからおやつ作り、果ては天井裏の本探しと、盛り沢山の展開です。
因みに探した本は、「ふしぎな ひこうきおじさん」
これは、次回作に繋がる伏線となっています。
エンディングも最高で、それこそ何度読んでも決して飽きることのない絵本です。
ストーリーは勿論良いです。
でも、このシリーズの魅力は、島田ゆかさんの描くキャラクターとその空間。
その絵に描かれた隠れキャラを探すのは、親子ともども楽しい行為で、おそらく何度読んでも新しい発見があるはず。
どのシーンも、見るだけで楽しくなること受けあいです。
ただ、残念なのは、シリーズが沢山ないこと。
新刊の「バムとケロのもりのこや」は、前作から12年も経過しています。
読者の渇望感というのも、重要な要素かも知れません。
是非、家族で楽しんで欲しいオススメの作品です。