スウェーデンで大人気のイラストレーターであるスティーナ・ヴィルセンさんの作。
やんちゃっ子シリーズは、本国では10作も出ている絵本シリーズですが、日本で3冊同時発売されたもの。
出版社は、落合恵子さんのクレヨンハウス。
表紙の絵だけ見ると、一寸と思ったのですが、眺めていると中々魅力的に思えてくるから不思議です。
登場するのは、ぶたくまさん、うさぎさん、とりさん。
3匹が、ズボン、靴、帽子と身につけて出かけようとするお話なのですが、いつも間違ってばかり。
その間違え方が、憎らしいばかりに子供の心を掴むはず。
考えてみると、この3匹のキャラクターの特徴が、とても極端なのでこういうストーリーには、ピッタリなのです。
特に、靴の大きさの意外性といったら、あっと驚くものでしょう。
最後のオチも納得できるもので、絵だけでなく、ストーリー展開も充分に楽しめるものだと思います。
18cm×18cmというサイズも良いし、セカンドブック以降にオススメの作品です。