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とうちゃんのトンネル」 パパの声

とうちゃんのトンネル 作・絵:原田泰治
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:1980年
ISBN:9784591005279
評価スコア 4.89
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  • 原田泰治さんの絵本

    原田泰治さんの絵本と知って手にとりました。原田さんの体験をもとに書かれたという絵本。原田さんが日本各地を歩いて、土の匂いのするやさしい絵を描き続けてきた原点を感じました。

    戦争直後に町から村に引っ越してきた一家。体験したことのない農作業を開墾から始めます。
    畑を作り、陸稲を作り、成功したり、失敗したり、大自然を前に挑み続けるお父さん。原田さんの優しい絵に対して骨太の内容です。
    題名ともなっている「とうちゃんのトンネル」。お父さんは、農作物に欠かせない水を得るために山にトンネルを掘り始めます。掘り進んで大きな石にぶつかって考え込むお父さん。それを思いやるたいすけの木琴の音色。木琴もお父さんに作ってもらったものでした。
    お父さんは大きな石をよけて再び掘り始めます。お父さんは人生をあきらめるなと語ります。
    掘り始めて2年目、とうとう水が出ました。水が出ても、田圃づくりも一から始めます。
    気の長い、根気のいる、壮大なドラマ。
    あきらめるな、あきらめるなと繰り返しているようです。

    このドラマの中で、小児麻痺で足の不自由だったたいすけが歩けるようになったエピソードも語られます。原田さんの原点があるのでしょう。

    あとがきに、カンテラ、木琴と絵本に出てくる品の写真があります。原田さんの思い出の品。宝物です。
    お父さんへの思いを強く感じます。そっと自分のことを考えていました。

    人生、家族、自分、etc. 子どもたちにとって、とても貴重なことを教えてくれる本です。

    投稿日:2010/03/01

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  • トンネルを見に行きたくなる

    • 読み聞かせパパさん
    • 40代
    • パパ
    • 群馬県
    • 女の子13歳、男の子11歳、女の子8歳、男の子5歳

    小6の2人に話しました。
    「本当の話だよ」と前置きしました。
    カバーの原田さんの写真を見せました。
    とうちゃん手作りの木琴とトンネル掘りに使ったカンテラの写真も見せました。
    表紙から子どもっぽい感じを受けたのか、初めは「つまらなそう」と言っていましたが、読み終えると、2人とも「すごい…」と一言。

    お姉ちゃんの嫁入りに間に合わなかった餅米作り。
    それならと、住んでいる山の中腹から水を掘り当て、田んぼを作ろうと決意したとうちゃん。
    「そこからは出ない」と言われた水を掘り出すのに2年、田んぼを作るのにさらに4年。営々と努力し続けることの重みが、ズシッと伝わってきます。なにか神々しさに似たものを感じます。

    思わぬ大岩の出現にうちひしがれたとうちゃん。とうちゃんに元気になって欲しくて、学校で教わった『こぎつねこんこん』を木琴でかなでる泰治。木琴の音色はどんなにか美しくトンネルに響いたことか!読んでいる私がグッときました。

    原田さんのあとがきも読み聞かせました。2人は神妙な顔つきでした。

    投稿日:2011/12/03

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