「みんなの くまくまパン」 じいじ・ばあばの声

　表紙を開くと「くまのパンやで　パピプペポ　パン　ピン　プン　ペン　ポン
パンのはなしの　はじまり〜　はじまり〜」とリズミカルな言葉で、子供たちを惹きつけそうです。ここで、もう、わくわくして、どんなパンが出てくるのか楽しみです。窓から中を覗いてる動物たちが増えていくのも、楽しいですね。この本を読んでいる子供たちも、この動物たちと同じ気持ちになっているかもしれませんね。食べたい色々なパンが出てきます。読んでもらっている子供もきっと「わたしはね、」「ぼくはね、」と自分の食べたいパンをお話することでしょう。我が家でも、娘達が小さかった頃、私がパンを焼いていました。このパンを見ていたら、作れそうなパンもあるので、また焼きたくなりました。孫が来た時にどのパンが良いか聞いてみます。

くまとしろくまのくまくまぱん。
かばの王様が、お店にやってきて、こんどの日曜日にお城に来てパンを作ってほしいと言いました。
かばの王子様のための特別なパン作りです。
王様も来てお手伝いします。
クリームパンもソーセージパンも、すごくおいしそうなのに、王子様は喜びません。
外では食べたいなの大合唱。
みんなで注文、みんなで食べる。
やっぱりみんなで食べるのが一番ですね。
注文どおりにパンが作れるのはすばらしいです。

全頁試し読みで読みました。くまさんとしろくまさんの仲良しパン屋さんが、王様のご依頼で王子さまの為にパン作りに奮闘しています。王様も一緒にお手伝いをしているのが、一番私は気に入りました。やっぱり、王様は王子様の為にパンを作って食べさせたいのだと思うと、わが子を思う素直な気持ちを表現できる王様が好きです。王子のお友達との関係が特別ではなくて普通の子供たちのように遊びたかったのだと思いました。お友達も好きなパンを焼いてもらえて嬉しそうでした。くまくまパンが食べたくなりました！絵も勿論大好きです。