イヌと カササギ。
その関係の中に入り込んできたキツネ。
鋭さが迫ってくるような絵、
色使いも迫力があります。
手書きと思われる文字も
読みづらい方向に書かれていることも
よりいっそう ストーリーの奥深さを表現しているように感じます。
友情と信頼、
ささやかな冒険欲と心変わりー
ほんらい人間の持つ性の原型がからみあう物語と
説明されています。
自分自身をそれぞれの動物に置き換えて
考えても、そこに怖さを感じてしまいました。
でもその心情を考えてみたい。。
小さいお子さんには 難しいと思います。
50代後半の私でも
すごく考えさせられました。
でもこういう絵本も知っておいて良かったと思います。
読んでみて自分自身なら
どう思うか、そこから何を感じ取るか、
読まないとわからないですよね。