初めて読んだ時から大好きなシリーズです。
たまごにいちゃんの丁寧な言葉遣いや、たまごの中にいるお兄ちゃんをそのまま認めているお母さんや弟の姿も、ハッとさせられます。
うちの長男はまさしく「たまごにいちゃん」的な存在で、今では高校2年ですが、「おにいちゃんだから・・・」とは言わずに育てたせいか、≪自由奔放な長男≫と≪我慢する次男≫になってしまいました。
次男は中学2年生。まだまだ我慢をしながら成長しています。
三男は小学2年生。
少し離れたお兄ちゃんたちに囲まれ、いつまでも自分が赤ちゃん状態にあることに満足しきっています。
長男が「たまごにいちゃん」だった時は、成長とともに絵本のたまごにいちゃんみたいに自然とおにいちゃんになりましたが、一番下の三男が小2の今でも卵の中にいて焦っていない状態には、ほとほと考えさせられます。弟や妹ができたことによって、自然と精神的に自立できるって素晴らしいと思います。
「たまごにいちゃん」を一緒に読んでも、楽しく笑っている三男がお兄ちゃんになるのは、いつのことやら。