2月、ということで節分に関する読み聞かせをしたかったのですが、関連本が手に入らなかったので、苦し紛れの鬼繋がりで今作を選びました。
ここに出てくる鬼は、怖いわるいやつ、というより人生をどん欲に楽しみたい、楽しいものを見たい、それだけの人たちのようでした。
踊りのうまいじいさんの、ファンキーな拍子もなかなか面白い。実際にどんな技を繰り出して踊っていたのか、見てみたくなります。
同時に、踊りがへたくそな、おこりんぼのとなりのじいさんもどんな踊りだったのでしょう。
ヘタ、というより嫌々、こわごわ踊っていたのが鬼の不機嫌を招いたのだろうと思います。
最後は、二人のじいさんが踊って終わるのも穏やかでいいなと思いましたが、原作と違うような気もしました。
いもとさんのかわいらしいイラストも良いですが、この作品に限ってはもっとパンチの効いたイラストでも見てみたいです。