一寸の虫にも五分の魂…ともいいます。
だんご虫だってすごいんだぜ!という絵本です。
だんご虫にだって夢があります。空を飛びたいんです。
だって、いつも枯れ葉ばかり食べていたんじゃ、つまらない。枯れ草の下ばかりで暮らしてたんじゃつまらないからです。
クモが食べ残しのとんぼさんの羽をくれました。
さあ、ここからが見物です!
だんご虫は設計図を引き、バネ仕掛けの飛行装置を作ってしまうのです。しかも足漕ぎ式!
そこでどんぐりをつかったバーベル?を作り、体もマッチョにするのです。
夢に見た飛行!「こんなに高く飛べるんだ!」と嬉しそう。
松岡さんの精緻な虫の描写は美しく、絵として完成しているので、虫嫌いの人にも気持ち悪くはないと思います。(私がそうだった)
保育園では、図鑑を片手に周りの虫が何かを一生懸命調べる子も出現しました。
続編「だんごむし うみへいく」でも、このちょっと変わっただんご虫くんの大冒険が描かれます。