私が小学生だったころの国語の教科書に載っていたお話。
当時は『スイミーは賢いなぁ…』くらいの感想しかなかったのですが、大人になって読んでみると仲間と力を合わせることや大きな困難に立ち向かっていくことの大切さを改めて感じることができました。
仲間をみんな失った経験があるからこそ、新たに出会った仲間は失いたくないという気持ちが強く「いろいろ考えた。うんと考えた。」スイミー。
そして、そのスイミーの提案を信じて力を合わせた仲間たち。
人も魚も一人(一匹)では生きていけないのだと強く感じました。
また、絵の美しさや文章の表現の豊かさにも何だか優しい気持ちにさせられました。
担任している子どもたちにも読んでみて感想をきいてみたところ、「スイミーも大きな魚が恐かったと思うけど、みんながいたから頑張れたんだね!」「たくさんの魚が心を一つにして泳がないと一匹の魚には見えないからすごいね!!」など子どもなりに感じるものがあったようです。
これからいろんな困難に出会うことと思いますが、スイミーのように仲間と共に力を合わせて立ち向かっていってくれればなぁ、と思います。