「はなくそ」 せんせいの声

はなくそとは　
鼻毛によって　鼻の穴から呼吸と共に入り込むゴミを防ぐ際
たまってしまったゴミを
粘液（鼻水）で固形化されたものが代表格であります。
なんとシステマチックな生態！

そいでもって
こどもっちゅうのは、時々大人にもおりますが
はなくそを食べるものであります。
これは　本当にそのシステムは正常に働いているのか？
もしかして　取り除くべきでない良いモノを取り除いてしまっているのではないか？
との疑念から生じていると思われる当然の行為。

そしてそれは人間だけでなく豚にも行われるのであります。
主人公ジュールくんは　きたないきたない豚の子。
どんなに汚いかを説明するくだりでは
クラスに１人くらい　うつむく男子がいることでしょう。

そのジュールくんは　可愛い可愛い羊の少女に恋しておりますが
２人がなんと狼にさらわれ　食べられるというピンチに遭うのです。

しかし　ジュールくんは賢かったのです。
自分の最大の欠点を　最高の武器にして
そして最後には　ぴかぴかに輝くイケメンに変身！

抱腹絶倒！
清潔と常識のみが世界を救うのではないという
貴重な本です。

こどもってどうして、ハナクソをほじるんでしょう…

この絵本の登場人物、子ブタのジュールは体も洗わず汚ない男の子。
大好きな女の子と一緒にオオカミに食べられそうになってしまいます。
そこでジュールがとった勇気ある行動とは…？

この絵本を読むとハナクソの考え方が変わるかも？
子どもにも大ウケ間違いなしです！

幼稚園の子達にこっそり読み聞かせしました。（園長先生、おうちのひとごめんなさい）もう、タイトルから大受け。
子どもたちは、はなくそという単語で楽しんでいました。内容ってよりも、楽しむ本ですね。
子どもって、自分の体のものは汚くないし大事な宝物なんですよ！はなくそだって、うんちだって大事なんです。その上、武器にもなるんて最高ですね。