遊び場が閉鎖になってから、子どもと達と校長先生の遊びを媒介とした遊び場開放への駆け引きが面白く、夢中になりました。お金を使わない遊びがたくさん出てきますし、自然物を使った懐かしい遊びが満載です。何よりもこの校長先生が遊びの達人である所が素晴らしいです。子どもの心をしっかりとわかっている、あるいは校長先生自身が豊かな子ども時代を過ごしたのだろうと考えられます。うんどうばの他にあそびばがある学校もすてきです。子ども達が子どもらしいし、びゅんびゅんごまの名人である校長先生にもできないことがあって、それがこのお話しを人間味あふれるものにしていると思いました。私もこんな先生に出会いたかったなぁ。そしてこんな先生にはなれないだろうなぁ、と感じました。こういう遊びを子ども達に伝えるのは大人の役目なのに…。校長先生の前髪が私のと似ていて親しみを覚えました。