「もしも ぼくが ライオンだったら」 せんせいの声

毛虫のヒューゴのお話です。

ライオンになりたいヒューゴは自分なりに努力をしますが、みんなからは相手にされません。

でも最後には自分は毛虫で良かったなぁ･･･と気付くことができるヒューゴ。

人それぞれ“○○になりたい”という願望はあるけれど、願いが叶った時に初めて気付く自分の良さって、こういう事かもしれませんね。

水の中から見る毛虫の姿って、以外にもライオンに見えてしまうかも！？と思ってしまいました（笑）

色彩がキレイでいいなと思った一冊でした☆

なんともかわいらしい絵本に出会いました。

毛虫がライオンになりたがっているという、ユニークな視点が面白いです。そしてとにかくライオンになりたくてなりたくて、泣き声を練習してみたり、背伸びをしてみるヒューゴに、愛おしささえ感じます。（毛虫は好きではないのですが…）
友だちに認めてもらえないヒューゴの言葉「なんで　ライオンだけが　ライオンなんだ？」。ライオンになりたいと思ったことはないけれど、その気持ちがわかるような気もします。

絵もテキストも（翻訳）も素敵な絵本です。
それにしてもいい絵本に出会えたなぁ〜。