東北部、南部、首都、都市部の特徴や、人々のくらしを写真で紹介。中国の人口や歴史、気候などの概要などがまとめられた資料が巻末にあり、これ1冊で最近の中国の様子がおおよそつかめそうな気がする。
小学校では、朝8時からの体操、一日2回の目の体操(マッサージなど)があるなど、健康に関心が高い様子が驚きだ。コンピュータの授業もあり、伝統的な舞踊や娯楽(囲碁や中国将棋)のクラブ活動があり、なんでもある。学校の雰囲気は、民族色があるものの、日本の学校に似ていて親近感を感じた。
圧巻なのは春節などの、伝統的なお祭り。とにかく派手で、喜びを全面的に表現して爆発している。家族や親族が集まって大勢で食事をしている風景もあり、なんだが人が好きな人達という印象を受けた。
隣の国については、いろいろな話題があって興味が尽きないが、実際に交流のある中国人の方々も個性豊かで、この本には収まり切れない多様性があるのだと実感している。いろんな民族がいる巨大な国で、いろんな個性があって面白い。冬は寒いので冷蔵庫に入れずに、路上でそのままアイスクリームを売っている風景が、特に印象に残った。そ、そんなに寒いのにアイスクリームって、部屋の中は暑いのだろうか?