三人きょうだいの「とん、くる、りん」は森の奥のジージのお屋敷にやってきました。
でも、いくら扉を叩いても、中を進んでいっても、ジージは見つかりません。
不思議な不思議なお屋敷です。
始まりから楽しい。
お屋敷に入るのに、なんと木戸から入って庭にでる。
子どもはこういう狭いところを通るのが大好き。
読みはじめから、このお屋敷の世界に入れます。
ネコを追いかけどんどん進むと、色んな部屋に色んな道を通って出る。
気をつけて絵の隅々まで見ていると、いつのまにやら青い服をきた人が見える。
所々においていあるものも不思議だ。
「どこにかくれておったか、わかるかな?」
このフレーズで、子どもたちはもう一回と読み返します。
あっちにこっちに、ジージの正体が知られると、置いてあったモノも楽しく見える。
ジージの屋敷見取り図もまた楽しい。
ここを通ってこう行ったんだよ!と遊べます。
こっちからも行けるのかな?とも遊べます。
不思議いっぱい楽しい絵本です。