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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

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ウェン王子とトラ」 その他の方の声

ウェン王子とトラ 作・絵:チェン・ジャンホン
訳:平岡 敦
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:2007年06月
ISBN:9784198623531
評価スコア 4.81
評価ランキング 279
みんなの声 総数 100
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  • 評判以上の感動

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    作者のチェンが紀元前の青銅器を見て、思いついたというこの物語は、予想以上に感動を与えてくれた絵本でした
    まず、絵の迫力といったら申し分ないでしょう・・・
    子供達はトラが登場しただけで、目が釘付けになることは間違いない!
    大人的には、人間の身勝手さ、母親の無償の愛情、などに心を揺り動かされますが、子供たちにとっては、トラが人間の子供を育てること自体が、脅威であったり、憧れであったり、ファンタステックであったりと様々な思いを堪能させてもらえる絵本でした
    絵本ナビの評価が良いことも納得です

    投稿日:2010/08/03

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    3
  • ちゃんと生きていきたくなる一冊

    • 母グマさん
    • 40代
    • その他の方
    • 京都府
    • 男の子10歳、女の子8歳

    この国の人々とこのトラの距離は近い。住処が重なっているのかもしれないほどです。そしてお互いに憎み合っています。

    去年、子供たちとお話を楽しむPTAクラブ「お話の会」の中で1・2年生にこの本の読み聞かせをしました。絵の迫力にも引き込まれ、話が進むにつれ、五十人がしんとして食い入るように見つめている中で最後のページになり、裏表紙を見せて表紙をもう一度見せて、それでも全員固まっているので「・・・ご清聴ありがとうございました」というとやっと我に帰って溜息が漏れました。

    大人たちもトラも、憎しみや悲しみや愛を持ちあぐねて生きている所が何ともリアリティがあります。このトラが人間を襲うわけですが、元はと言えばトラの子供を人間が殺したからというのも人間の欲がなせる技。

    私は最初図書館で読んだ時、果たしてこれを1年生に読んで理解してくれるだろうかと少し心配になりました。甘えん坊もいれば暴れん坊もいる普通の1年生です。
    しかしその心配は私が子供たちを信用していなかっただけでした。子供たちはみんな、大人たちは心が揺れてはいろんなものを抱えている事がわかっているんでしょうね。そしてその中でウェン王子が凛々しく成長していく事に共感と希望を感じてくれたのだと思います。

    普段接している子供たちも、大人を責めないだけで、ピュアではない私たち大人の社会を受け入れてくれてるんやなあ。大人になってもなんでも全部ちゃんと出来る人にはなれないけれども、誠意を持って物事に取り組むようにおばちゃんもがんばるわ。と、子供たちに向き合い直させてくれた一冊です。

    投稿日:2009/12/26

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    2
  • 大教室で行った小学校4〜6年生対象のブックトークの中で
    1冊読み聞かせしました。

    大教室しかもブックトークの終盤で読み聞かせをはじめましたが、
    読み手である私にはっきりとわかるくらい、
    子どもたちがこの絵本のものがたりに集中していく様子が
    伝わってきます。

    読み聞かせもブックトークも数え切れないくらい
    行ってきましたが、読んでいてここまで、
    聞いている子どもたちがものがたりの世界に入っていく様子を
    実感できた本は初めてでした。

    ものがたりの展開と見事な絵が、まるで映画のように
    絵本からひろがっていくようです。
    スケールが大きいです。

    ただ、どの絵本にも言えることかもしれないのですが、
    言葉は、読み手との相性もあるかもしれません。
    私にはとても読みやすく口にのりやすかったのですが、
    同じ職場の同僚は読み聞かせをしにくいと話していました。

    読み聞かせは、幼稚園でも低学年でも高学年でも中学生でも
    いけると思います。

    私にとって、読み聞かせの鉄板ともいえる、
    大好きでとても大切な絵本です。
    同じ作者の絵本はほかにもありますが、こちらのほうがオススメ!

    投稿日:2010/01/14

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    2
  • 出会えたことに感謝 受賞レビュー

    迫力ある絵と心揺さぶるストーリー。
    憎しみと慈愛が交差するトラの表情が見事です。
    人間に我が子を殺されたトラ。
    我が子をトラに差し出す母。
    トラに優しく寄り添うウェン王子。
    勇気と慈愛に満ちたこの素晴らしい絵本に、明日への希望を感じます。

    憎しみは憎しみをうみ、相手への暴力となる。けれど報復のため、どんなに相手を攻撃したところで、
    一瞬たりとも満ち足りた気持ちが蘇ることなどない。
    負の連鎖は止まらない。
    我が子を殺されたトラを、我が身に置き換えてみれば、到底相手を許すことなどできない。
    けれど、この絵本は教えてくれる。
    相手の身になり考え、愛を持って受け入れようと努力することで、道は拓けていくのだと。
    わたしには母がふたりいるというウェン王子の言葉が心に響く。

    この素晴らしい絵本が、世界中で読まれ、平和への道しるべとなってくれますように。

    投稿日:2024/02/12

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    0
  • 母トラの悲しみと怒り

    • みいのさん
    • 60代
    • その他の方
    • 東京都

    人間に子どもたちを殺されてしまった母トラを思うと、気の毒でいたたまれない気持ちでいっぱいになりました。

    その悲しみと怒りをどうすればよいのかわからず、村を襲っても気持ちが晴れることはなかったと思います。

    ウェン王子は幼くても肝が据わっていていて、将来、王の立場につくふさわしさを感じました。

    投稿日:2024/02/07

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  • すばらしい絵!

    動物と人間。そこにうまれた憎しみと愛情。種をこえた絆。心ゆさぶられるお話でした。そして、なによりその臨場感あふれる、迫力のある絵に見入ってしまいました。特に、トラの表情のその心情を物語っている場面はこころうたれます。なんてすばらしい絵。感動しました。

    投稿日:2020/04/12

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  • 子を想う母の姿

    臨場感あふれる挿絵とその壮大な物語に、
    開いてまもなく惹きつけられました。

    まるで自分も、トラのすぐそばに居るような・・・
    思わず息を止めてしまいそうになります。

    特に、背景と人物の表情が素晴らしく良く描かれています。
    好みが分かれそうですが、
    私はとても好きな描き方です。

    人間のみならず、トラが2度ほど涙を流す場面があるのですが、
    その表情に胸が締め付けられました。

    子を想う母の姿を、トラの中に見ました。
    異色の絵本です。

    投稿日:2014/01/21

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  • 子を思う母の気持ち

    • ねこなさん
    • 30代
    • その他の方
    • 埼玉県

    力を力で制そうとしても、火に油を注ぐだけ。
    「虎の怒りを鎮めるために、王子を虎に差し出しなさい」
    といった占い師のおばあさんは、そのことを知っていたのではないでしょうか?
    「虎が王子に危害を加えることはありません」
    とも言っていますし。

    虎だって、理由もなしに人を襲っていたわけではないのです。
    子どもを猟師に殺されて、それで人が憎くなって襲っていたのです。
    自分の子どもと人間の王子が重なって、虎の怒りが静まるシーン。
    それまでは、もしかしたら、ただ興味で王子と一緒にいたのかもしれません。それが、母親として王子に接するようになるのは、自分の子どもと人間の王子を重ね合わせた、あの場面以降のような気がします。

    わが子の代わりに王子を立派に育てた虎と、兵士たちに止められるのを振り切ってまで虎の前に飛び出して、わが子の元に駆け寄ったお后。一人と一匹の愛情は、誰よりも深いもののように感じられます。
    もちろん、王子の無事を願うばかりに、森に火を放ってしまう王様も、それはそれで愛情の一つの形なのですが…。ちょっと考えさせられますね。

    虎に育てられたウェン王子は、父親を超えるような素晴らしい王様になった…んじゃないかと思っています。

    投稿日:2011/06/02

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  • 基本的なこと

    人として生きていくことの、ある意味での基本的なことを教えてくれる絵本。久しぶりにガっツリした本に出会えた感じです。

    投稿日:2011/05/24

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  • もののけ姫を思い出しました。

    復讐はより深い憎しみを呼び、憎しみの連鎖が、さらなる復讐を駆り立てるが、愛はすべての憎しみを包み込み、あらやるものを成長させるのだと教えられました。
    子供にも読んでもらいたいですが、大人たち、特に、国を代表するような人たちが読んで学ぶべきだと思いました。

    投稿日:2011/05/15

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