「迷子の魂」 その他の方の声

ノーベル文学賞受賞作家さん作の絵本としり、興味をひかれました。文章は長くはないのですが、その行間と印象深い絵の連なりによって、読みながら考えさせられました。奥深いです。独特の製本も驚きました。手元において、時折よみ返したいです。その時々、受け取るものも変わるような気がするので。大人のための絵本だと思います。

何度も、意味深く始まる風景の中に、魂の姿を探し求めました。自分の成長より、魂の歩みの方が遅いという言葉が心にしみました。そして、自分の事として何度もこの「絵本」に寄り添いました。
しかし、何と奥深くて意味深くて、そしてさ迷い続ける絵本なのでしょう。
次第に成長していく自分の魂を感じながら、対面したときの年齢差は何だったのでしょう。
それからは幸せに暮らしたという主人公は、やっと本当の自分に巡り会えたということでしょうか。
かくも自分と自分自身の心の距離は遠いということでしょうか。