私は題名からして、今の時期にちょうどいいと思って気楽な感じで絵本をとったのですが、なかなか奥の深い考えさせられる話でした。この絵本を手にしたとき、肝心の姪っ子は妹旦那の単身赴任先でバケーション中、私だけでレビュー書こうと思ったけどよい絵本だったので、帰ってきた姪っ子にも読ませました。するとこの絵本は小さいときに尻尾の短くなったオタマジャクシが主人公の話なのだよと姪っ子がいいました。
この絵本はオタマジャクシの形を借りた身体の不自由な人をどうしたらいいかと考える本だったのです。
他の元気なオタマジャクシも、タマにどうしてあげたらいいかと考えます。かえるせんせいも「たいせつなのは あいての 気もちになってかんがえることだぞ」いうだけでこうしたらいいと具体的な指図はしません。オタマジャクシたちも具体的な指図を受けずにでいろいろ考えます。相手の気持ちになって考えることこそが、この本の中で一番言いたかったことじゃないかと思います。