今現在もなくなることのない「いじめ」についてストレートに問題をぶつけているお話に、正直子供は、受け止めることができるのだろうかと思いました
あまり貸し出しもされていない様子からも、そんな思いになりました
読み進めていくうちに、大人こそ読むべき話なのだと、感じます
いつまでも「いじめ」がなくならないのも、見本となる大人が上下社会を作り、涼しい顔をしているから・・・・チエのように大人の言っていることが信用できないんですね
もちろん原因はそれだけではないでしょうが・・・・
作者の丘さんは「明るく終わらせることができませんでした・・」と言ってますが、私はチエの手紙に「希望」を見つけました
東大の玄田教授が「希望学」という新分野を立ち上げたと聞いてます
これからの時代に大事なキーワードになると期待しつつ、未来ある子供たちに、良い見本となれるよう、大人も頑張らねばと思いました