病気がちな母が、田舎町に来る移動図書館で珍しく何冊かの絵本を借りてきた中に「おやすみ、ぼく」がありました。
母は病気がちで最近は臥せっておりましが、読書が趣味の彼女が
珍しく小説ではなく絵本を借りてきていました。
どうしたことかと聞くと「子供の心になりたくて」といいます。
読めばそうなれるかと私も読んでみました。
おやすみ、ぼく
何気なく一日の終わりに一緒に遊んでくれた脚に、手に、お腹に・・・・
一つ一つ感謝を述べてやがて眠りにつく。
私は当たり前のことに感謝をする心を持たなくてはと、常々感じては
おりましたが、寝る前に足に手に胸にお腹にありがとうは言っていなかった・・・
生きている、生かされている全てに感謝したい、しなければっということに気が付かされ、涙してしまいました。
病弱で高齢な母にはことさら胸に響いたのではないかと思います。
本を読む前から寝る前に必ず「今日も1日有難うございました」と
父へとも神様へとも思える感謝の言葉を言ってから休みます。
おやすみ、ぼく は心の奥底にあるものを教えてくれた気がしました。