留守番中、電話でいたずらをしていたティエリー。
でたらめな番号にかけて遊んでいたら、ほしいものをなんでもただで届けてくれるという「なんでもただ会社」につながった。
まるで夢のような話。
早速、会員になったティエリーは、ほしかったものをどんどん注文します。
でも、この会社、絶対に守らなきゃいけない規則がひとつだけあって、
それを破ると、恐ろしいことに…!
ハラハラ、ドキドキの展開に、ページをめくる手がとまりません。
「自分だったら、どうする…?」と考えてしまいます。
「なんか、おもしろい本、ない〜?」という男の子たちにすすめると、集中して一気に読んでいました。
もちろん、男女問わず、面白く読める本ですが、いたずら好きでちゃっかりしている主人公に共感するのか、けっこう男の子に人気です。
ただより高いものはないんだよね。
ただでもらえたり、ものすごく値段が安かったりするものは、そうなる理由がちゃんとあるんだってことにも気づいてほしいな、と思います。