「くまのコールテンくん」の英語版。1968年にアメリカで出版されました。2008年で40周年を迎え、記念に豪華付録がついているものがあるので、これから購入する方にはそちらをお勧めします。
巻末付録は、原作者と担当編集者の手紙と、下絵(スケッチ)などが見られ、作者の絵本に対する思い入れや、本を制作する人々の生き生きとした生活が垣間見られます。手紙は本物みたいに、封筒に入っています。タイプライターで打ったものと手書きのものがあり、文字の揺れなどが面白く、なかなか貴重な体験ができます。本を作った人たちが楽しみ、喜びながら仕事をしていた姿が伝わってきます。
物語は、中学生程度の英語で書かれているので、英語の勉強を兼ねてチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?素朴で温かい、明るい気持ちになれるコールテン君の言葉に、きっと励まされることでしょう。何があっても「以前から、こんなことをやってみたかったんだ」と言って、長いでこぼこ道の人生を生きて行こうと思いました。