サークルで読み聞かせを行った絵本のうちの1冊です。その時いらっしゃったお子さんは全部で13人ほどでした。3〜小学校低学年までいらっしゃったと思います。
最初にタイトルの「うえへまいりまぁす」をエレベーターガール特有の鼻にかかった言い方を真似したとたん、子どもたちがズルズルっと前に寄ってきました。長谷川ワールドに引き込まれた瞬間です。お父さん、お母さん、僕が3人でデパートに買い物に来たのはいいけど、お母さんがそこで買った水着を来てお相撲さんの髪型にしてエレベーターに乗ったり、お父さんはパンツいっちょ。エンマ大王や七福神を買ってエレベーターに乗ったら重量オーバーになったりして…「買いすぎにご注意ください!」と平然と言ってのけるエレベーターガールとのギャップにハマりました。
読んで楽しい、聞いて楽しい、絵だけでも楽しい!ユーモア溢れた一冊。ちなみに、私が読んだ際、新宿紀伊国屋のエレベーターガールの言い方を参考にして「うえへまいりまぁす!」と言ってみました。読む人それぞれが印象に残っているエレベーターガールを思い出して読んでみるのも面白いかもしれません。