「にじいろのさかな」の続編です。前作では、誰にも相手にされなかったにじうお。でも今では、きらきらうろこを持ったお友達といつも一緒。そんなにじうおの前に、しましまさかなが現れます。
仲間に入れてもらえないしましまさかなの寂しさをわかってあげれるのは、にじうおだけでした。
前作で、にじうおっていじわるなのかしら?と思っていたので、意外な展開にびっくり。
やっぱり、にじうおは、きらきらうろこをみんなに上げることで、心も成長したのですね。
そんな時、しましまさかながさめい襲われます。にじうおが、さめに立ち向かうなんてびっくり。最初は意地悪をしていたぎざぎざも勇敢に戦います。ぎざぎざの体についた、傷が痛々しいくらい。なかまはずれにしたことを彼のやりかたで、謝ったというくだりのあたり、なんだか日本的ですよね。
魚の遊び・「きらきらおに」や「ひれおに」なんていう表現もユニークです。私もにじうおたちと遊んでみたかったりして・・・。
前作よりも仲間の魚が全部、きらきらうろこを身にまとっている分、より華やかな絵本になりました。