フクロウのこどもは、とてもねぼすけです。いろんな動物たちの体で、「スース−スー」と眠り続けていますが、なぜか、それぞれの動物たちの一番寝心地がよさそうな部分を選んで寝ています。
これは、ねぼすけなりの本能でしょうか(笑)
でも動物たちの迷惑そうな顔といったら・・・ライオンは、眉間にしわまでよせて「はた迷惑だわ」といった表情をしてみせてくれます。おかあさんの背中で寝てしまった時は、飼い猫でしょうか。手でフクロウの子どもを振り落とそうとしている様子がとても面白いです。
動物たちの体では飽き足らず?、自動車に乗ったり、飛行機に乗ったり、海で魚の背中に乗ったり。どうやってフクロウの子どもは移動しているんだろうとそんなことまで、考えてしまいます。迷惑そうな動物たちの顔を見ていると、きっと振り落とされてしまったのでしょうね。飛行機から落ちて魚の背中に運良く飛び乗ったものの、また水の中に振り落とされて、夜になってお月様に起こされて、やっと目が覚めるフクロウの子ども、そんなフクロウの子どもにお月様が微笑んでくれます。
フクロウの子どもは、自分の冒険に気付くのでしょうか。きっと気づいていないだろうなぁ。次のページでは、お月様の横でまた、寝てしまったのだから・・・。