寝坊してしまったサンタさん。
慌てて支度を始めたけど、片方の長靴がどうしても見つからない。
やっと、見つけて、外にでるとトナカイの小屋までの道が、腰までの雪に埋もれてしまっている。
急いで、雪を掻き分け行くと、今度は、プレゼントを忘れた事に気がつく。
急いで、プレゼントを取りに行くと、今度は、袋にいっぱいプレゼントをつめすぎて、ドアから出られない。
急いで、プレゼントを三つの袋に分け、そりに積むと、今度は、トナカイ達がお腹がすいて、走れないと言う。
急いで、トナカイ達にえさをやって、そりを進めると、今度はそりが錆付いて、なかなか進めない。
でも、そりを直している暇がないので、トナカイ達に頑張って引いてもらうようお願いするが、雪がひどくなって、とうとう進めなくなってしまう。
「だめだ、プレゼントを届けられない!」としょんぼりしていると、どこからか、リン、リン、リンと鈴の音が・・。
サンタクロースははっと、目を覚ました。そう、夢だったんだね。
プレゼントを心待ちにしている子供達にとっては、ちゃんとプレゼントが届くかどうか、どきどきするようです。
そして、夢と知って、ほっとするようです。
寝坊した事のある子は(人は)その気持ちが、よくわかるかもしれませんね。