ベルギーの2008年発刊の作品。
表紙の絵が素敵だったので、読んでみました。
主人公は、ねずみの女の子ポーリー。
旅行にでかけるおじいちゃんに、お花の種まきを頼まれるシーンから話は始まります。
おじいちゃんが残したノートを見ながら、種をまき世話をします。、
友だちのカエルのポールと、小鳥のリラも手伝ってくれ、みんな、育てる行為に夢中です。
みんなでふくらんでいくつぼみを楽しみに見ていたのですが、ある日、つぼみや葉っぱがなくなるという事件が発生するのです。
犯人捜しが始まるのですが、その犯人を見つけた時の3匹の目が怖く、イバラで柵を作って犯人を閉じ込めてしまうのです。
最後は、その犯人とも仲良くなるものの、話の展開として後味の悪さが気になりました。
また、花が咲くのですが、その花を切ってみんなが日傘にしているシーンで終わるのですが、これってあり?と思ってしまいました。
何で花を全部切ってしまうのか?その感覚に馴染めません。
絵自体は、登場人物以外の生物達も細かく描写されていて、見るだけでも楽しい作品となっています。
ただ、ストーリーは、花を育てることのワクワク感は感じ取れるのものの、全体を通じて冗長であり、特に、転に当たる部分が納得できないので、あまり高い評価はできませんでした。