子供のころ、おじいちゃんがニワトリを10数羽飼っていました。世話をするおじいちゃんに付いて私もニワトリ小屋行くことが度々ありました。産んだ卵をもらって、エサをあげて世話は終了でしたが、メンドリは基本穏やかなのに比べて、オンドリはたまに向かってくることもあって、追いかけられて恐ろしかったのを覚えています。
ニワトリぐんだんを見て、あの時のオンドリみたいだなと思いました。
おじいちゃんのニワトリですが、卵を産まなくなったり年老いたりしたら、おじいちゃんが屠殺し、家族で食べました。
屠殺の様子はかなりショッキングでしたが、食べるということは、「いのちをいただく」ことなんだと実感しました。
この本では、「ごちそうさま」の言葉はあるけども、ニワトリぐんだんを食べることが、やっつけることのように私には見えてしまいました。
ニワトリに対する感謝の気持ちがもっとしっかり表現されていたらなと思いました。
飼ってたニワトリを食べた私としては、単純に面白い絵本としては読めませんでした。