「うちのウッチョパス」 ふつうだと思う みんなの声

全ページ試し読みで一位になっていたので見てみたら、のぶみさんの新作でした。

まずウッチョパスという謎の生き物。
登場人物はやっぱりかんたろう。
何故どの絵本もかんたろうなのかなという素朴な疑問はさておき・・

コミカルでナンセンスで面白いと言えば面白いのだけれど、やっぱりこの絵本の中にも真っ二つに切れるシーンがあって、
「死んでしまいまちゅたー」と明るくさらりと死ぬという表現は出てきました。

私は、のぶみさんの絵本の中に、よくこの面白おかしく死ぬという表現が出てくるのが苦手です。
この絵本にはさすがに出てこないだろうと思っていたのですが、やはりありました。
それも、その場所だけでなく最後の裏表紙にまで。

「ふつう〜しにまちゅ〜」
という吹き出しが。

死ぬという言葉を私は子どもの前で軽々しく使いたくないと考えているので私には違和感がある絵本でした。

テレビアニメ化までされるということはやはり・・一般的にはとても面白いからなんでしょうね。

見たこともない生物との遭遇、という普遍的なテーマは好きなのですが、やはり、台詞が気になってしまいました。
たとえば、コミカルに見せるために用いられる、「死んだ」という表現が苦手なので（たとえテレビゲームであっても、この言葉を使ってはいけないと教育されていたためです）、自分には、合わなかったのだと思います。ウッチョパスという名前は、とても可愛いと思います。

あんまり楽しいな、と思える絵本ではなかったので残念です。これ、テレビでもしているんですか？見たこともないし聞いたこともないけれど、でもこの絵本を見る限りだとテレビで見なくてもいいかな、と思ってしまいました。ちょっとあまり楽しめない感じで残念でした。

Eテレで見たことがあったのですが、初めてウッチョパスが主人公の家に来たときのことがお話の内容になっています。初めて知ることが多くいろいろ納得しました。真面目に読んだり見る絵本ではないですが、子どもは好きそうな言葉も多いですね。