表紙絵の手品師のおじさんの怪しさになんだか惹かれました(笑)
見開きのページを目一杯使って繰り広げられる手品は、ページの両端に
カーテンベルトで止められたカーテンの絵が描かれていることで、
そこに小さなステージが広がるイメージがあり、とても良いですね。
ページには、一部穴が開けてあり、その穴の部分が次のページへ
リンクする仕掛けになっています。
が。あまりにも自然に穴が開いているせいか、穴が開いている部分が
正直わかりにくく、手品自体も穴が無くても十分成立していますし、
せっかくの穴の仕掛けが活かされていないのが残念でした。
唯一、毒蛇の魔法だけは良かったかな。
脳裏にこびりつく「あんどら、いんどら、うんどら」の魔法の言葉、
怪しげなおじさんのキャラがとても良かっただけに、残念です。
対象年齢が2〜4歳とのことなので、その年齢の子にはウケるのでしょうか?
この絵本をパラパラと読んでいた息子は、無反応でした。