「だんごむしのぼうけん」 ふつうだと思う みんなの声

どんな冒険になるのかなと思いながら読んでいたのですが、思っていたようなドキドキ感もワクワク感も特にないまま終わってしまいました。ちょうど子供に楽しくて子供が喜んでくれそうな本を探していたのですが、この本は候補には入りそうにありません。

だんご虫好きな息子のために･･･と、
図書館で中身を見ずにパッと取って借りました。

「ぼく、だんごむし」を前に読んでいたので、
だんご虫の生態については、かなり知っていると言うこともあるのですが、
この絵本は、だんご虫の生態に添っていないので、
ちょっとイマイチだったようです。
だんごむし君がありについて行く場面があるのですが、本当はありはだんご虫の天敵なんですよね。
息子も、2冊の絵本で矛盾が生じているので、ちょっと戸惑ってるみたいでした。
絵本といえども、完全な絵空事では、子どもも食いついてこないんですよね。
事実に基づいた、リアリティのある空想だからこそ、子どもにも真実味を持って迫ってくると思うんです。
なので、これ以上息子の頭の中を混乱させないためにも、早めに返却してしまいました（＾_＾；）

最近幼稚園や公園でダンゴムシに興味を示し始めた息子。実物だけでなく絵本も…と思いダンゴムシで検索したら２１冊も出てきました。たくさんあってビックリ！
子供のポケットの中に入れられ冒険が始まるんですが、そりゃあ大人にとっての普通の家が子供にとっては大きく感じるんですから、もっと小さいダンゴムシにとってはもう地球くらいに大きな空間なんでしょうね。でも、冒険はすぐに終わっちゃいます。ページ数が少ないし、最初のドキドキ感と比べたらちょっと物足りないかな、と思いました。
最後のページで俯瞰図が載ってるのはいいですね。あ、こういう冒険だったんだ、って分かりやすいです。息子はまだ地図の概念がないので説明するのは難しかったですが。と言うよりも、まだ分かってないでしょうが。

だんごむしが人間の男の子に拾われてポケットにしまわれます。

だんごむしは、どこへいくのだろう？というのものなのですが、

だんごむしにとっては、人間の家というのは冒険そのものなのですね。

だんごむしに着目したというのは、良い視点だと思うので、何か内容的に惹きつけるものがあればもっとよかったのにと思いました。