そらまめくんシリーズの第1弾の話です。
そらまめくんって、2・3才くらいの子なのかしら? と妙に
思えてしまいます。
このくらいの年の子って、自分の物、特に自分が気に入っている物を
他人に貸せませんよね。
そのあたりを上手くモチーフにしていて、本の裏表紙に「対象年齢が
読んであげるなら3歳から」と明記されているのに納得します。
でも、ストーリーのように、実際、友達から大事なことや社会性を
沢山学ぶんですよね。
絶対に自分のベッドを貸してあげなかった“そらまめくん”に
お友達がベッドを貸してくれようとするところが素敵です。
子供もそらまめくんの“貸したくない”という心境が何気に分かるようで、
初めて読んだ時はバツが悪かったのか黙って聞いていましたが、
最後に、よい展開になった時に、大切なことに気付かされたと
感じているように見えました。
このシリーズは、そらまめくんが友達を通して徐々に成長して
いくので、この第1弾から読まれることをお薦めします。