毎日歩いて学校から帰ってくる息子が「かえりみち」にひかれて
図書館からシリーズで借りてきました。
足のねんざでお休みしている、あゆみちゃんへのお手紙をたくされた
洋平。でも、今日はあいたくない・・・。
洋平にはあゆみちゃんに会いたくない理由があるのです。
それも、“良いかっこしい”をしようとして
あゆみちゃんを驚かせて、ケガをさせてしまったから・・・。
そのことを考えながら帰り道を帰って行く洋平。
私にも、同じような経験があり、とくに時間に追われることのない
帰り道では、こうしていろいろと考えながら歩いたので
このお話しのなかのこの感覚がよ〜くわかりました。
昨日の自分に会ったり、いろいろなへんてこりんなことが起こりますが
それはすべて洋平の心の葛藤が起こした不思議なんですよね。
自分のしたことを“昨日のぼく”を通して、やったことへの責任とか
素直に謝ること。いろいろなことを気づかせてくれるところが
おもしろいな〜と思いました。
そして、ラストの昨日のぼくの言った台詞は、
正直に謝ることへの勇気や励ましを感じさせる物で良かったです。
子供社会もいろいろあるけれど、こうして自分をしっかり
見つめ直す機会がもてるってことはとてもいいことだな〜って
感じました。