小さなおばけシリーズの1冊です。
レストラン ヒバリの屋根裏に住んでいる小さなおばけの男の子アッチは、自分のせいで
お客さんが来なくなったのではないかと心配し、オーナーのなべさんに謝りに行きます。
そして、ひょんなことから料理が得意な自分がコックになると立候補して、お客さんの
呼び込みに行きます。その呼び込みに行ったところが6人兄弟の家でした。
そこで、他のレンストランの方がおいしくて、しかも楽しいと言われ、アッチは思わず、
レストラン ヒバリの料理のおばけピザも楽しいよと言ってしまい、後の祭りに...
レストランに戻ってからずっと考えに考えて(頭を三回、雑巾みたいに絞って考え!)、
夜明け近くに妙案が! という話です。
今となっては、自分でトッピングしたピザを焼いてもらうのは探せばあると思いますが、
この本が最初に発行された時には斬新なアイディアだったのではないでしょうか。
小さなおばけシリーズで、我が家ではこれが2冊目ですが、やはり読みやすくて
話が楽しくて、幼年童話に移行しようとしている子にとてもお奨めです。
私個人としては、本文最初のページ、
「くいしんぼうの アッチは、てんじょうのあなから おきゃくさんの たべてる ごちそうを
みるのが だいすきです。」
と書いてあるページの、アッチが本当に小さな穴から覗いている絵がとても可愛くて
気に入りました。
このシリーズ、もっともっと読んでみたいと思いました。
みなさんも是非読んでみてください。ハマると思いますよ!