息子は今2歳9ヶ月ですが、発育が早い方なので、この絵本でこぐまちゃんがやっていることのほとんどができますし、むしろもっと先をいっています。だからだと思いますが、とてもつまらなそうに聞いていました。概してこれくらいの時期には、その子にとって少し背伸びする内容の方が好まれると思います。
大人の立場から見ると、3歳だからこれができる!という話は、やる気をうながすためにてっとり早い方法だと思いますが(私もそういう発言をします)、絵本で読まなくても良いかなと思いました。特に「〜歳」という設定がしてあって、ケーキにその数のろうそくが立っている絵がある場合、その時期にしか楽しめないのではないでしょうか。私は、本は、はじめは私が読んで聞かせ、そのうち字を覚えたら自分で読んで楽しむというように長くつきあってほしいと思っているので、期間限定のものはあまり好きではありません。
その点で、以前読んだ『ぐりとぐらの1・2・3』という絵本で、最後のページに、「おとしはいくつ?1ねんたつともうひとつふえるおたのしみ!」という文章があって、よかったと思いました。
この絵本で息子も私も唯一気に入ったのは、プレゼントの中身が描かれたページでした。おばけまで入っていて、夢が膨らみますね。