息子が図書館で選びました。表紙は暖色系の背景にねずみのかわいらしい絵です。表紙のカバーに作者の言葉があります。騙されていることに気付かないお人よしのねずみ、無償の愛を信じて疑わないねずみの姿を作者は書こうとしていたということがわかりました。
作者の言葉を読まずに最初読んだので、ねことふくろうがねずみを食べようとしているのに、ねずみがせっせと食事を出している姿に、「えっ?」と思いました。騙されていると気付かずに、人の善意を信じているねずみは鈍感とも言えるし、強いとも言える?うーん、日常生活の中でこういう人に会ったら、私はじれったくなってしまうかも。
無償の愛なら、ねことふくろうにも何かのきっかけでねずみの愛が通じたらもっと良かったのにと思いました。現実は厳しいことはわかっているから、絵本の中だけでも夢を見たい気がします。