弟の誕生日プレゼントに、こねこのチョコレートを買ったジェニー(4才)。チョコレートを自分の部屋のタンスに隠して眠りますが…。
チョコレートがタンスの中には美味しいチョコレート、しかも8個も。かなりの誘惑です。大人だって、「ちょっと食べちゃおうかな…」という時があります。
誘惑に負けないように頑張るジェニーですが…。
「こんなことを いわなければ ならないのは ざんねんですが、」のあたりから、心が痛くなりました。そして、エンディング。
プレゼント問題は解決したけれど、ジェニーの辛さは宙に浮いたまま。なにやら割り切れなかったです。
弟くんへのプレゼントが、とても豪勢なのも気になりました。
初版は1968年。
こう感じてしまうのは、時代の変化もあるのかもしれません。
子どもと一緒に読んで、読み終わった後、ジェニーの気持ちの事をあれこれ話し合いたいな、と思いました。