「あかいひをふく島がぼくらを待っている」ってどういうこと?と思いながら読み続けました。すごい使命感ですよね。灰色の世界を変えるための旅だったんですね。
ドングリの他にもまつぼっくりがいたりして、なんだか不思議で、どうして葉っぱを背負っているのだろう?とか色々と感じながら読み続けていましたが、最後にすべて解決。なるほど!!
個人的には海を超えるところとかがすごいと思いました。あんな荒れ狂う海の中だったら犠牲者だって相当に多数だろうし。でも、これって、多分、ストーリー化されているけれども、今ある森とかも、そこにある木や草などが子孫をどうにしかして残そうとする気持ちがとてもあるからこそ、今も残り続けているんですよね。そんな樹木や植物の頑張りが詰まった本なんだなと思いました。
とちのみたろうがアンパンマンみたいな感じと、途中でうかつにも芽を出してしまったもの達のシーンもくすっと笑えました。面白かったです。