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鹿よ おれの兄弟よなかなかよいと思う みんなの声

鹿よ おれの兄弟よ 作:神沢 利子
絵:G・D・パヴリーシン
出版社:福音館書店
税込価格:\1,870
発行日:2004年
ISBN:9784834006322
評価スコア 4.15
評価ランキング 25,961
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  • 繊細で美しい絵

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    よくお薦めされていたのですが、
    対象年齢が高くて
    8歳、5歳に読んでも大丈夫かと躊躇していたのですが
    絵本だったので読んでみました。

    繊細で美しい絵が素晴らしく、
    聞いたこともない
    オノマトペに読みにくいけど
    シベリアの言葉なのかな〜
    と思いながら読みました。

    読み終えたとき、作者を見て
    「ちびっこカムのぼうけん」「くまの子ウーフ」「ふらいぱんじいさん」の神沢利子さんだと知り、驚きました。

    命を育てるために、命を殺し、命を敬う。
    スーパーで肉や魚を買い、直接命を殺すことをしていないので
    日々の生活で命への思いが薄れていましたが、
    絵本の中のような生き方をすることはできそうにありませんが、
    でも、少し憧れます。

    投稿日:2020/11/10

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  • 気品ある美しい絵本

    少し大きめのサイズの絵本。表紙の気品のある美しい鹿に惹かれて手に取りました。
    撃ち倒す鹿を賛美し、感謝する漁師の思いを、力強い詩で語られます。繊細で美しい挿絵が、心に迫ってくるようでした。
    いつも読んでいる絵本とは、雰囲気が全く違ったので少し戸惑いましたが、読了後は清々しい気持ちになりました。

    投稿日:2015/10/09

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  • シベリアの猟師

    シベリアの猟師のお話ですが、絵で見る限り、顔立ちが日本人に近いのだなと思いました。
    猟師から、鹿への語りかけでお話が進んでいきます。
    自然と共に生きることや、自然の恵みを大切に受け取ることなどが、しみこむように伝わってきました。
    少し大人っぽい内容かと思います。

    投稿日:2012/05/23

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  • 自然との接し方に感動

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    鹿を獲って、生計を立てる家族がみごとな自然を背景に描かれています。

    鹿は、おれの血となり肉となる、だからおれは鹿だ。ということばが胸にささりました。鹿を殺し、衣食住の糧とすることは、動物愛護を超えた愛情と感謝をもってしか行えないのかもしれません。

    自然の中に生きる人間と同等のものとして、鹿を位置づけている主人公の姿に感動しました。

    投稿日:2007/11/29

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  • 力強い詩と繊細な挿絵の魅力

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、男の子8歳

    シベリアで暮らす猟師の物語です。
    自然界で生きることの厳しさを、真正面からとらえています。

    神沢利子さんの静かで力強い詩と、画集を見ているかのように繊細な挿絵が、寄り添うようにたたずんでいます。
    一見して軽い内容の絵本ではないとわかるので、子どもが自分で手にとることはあまりないかもしれません。

    小学校5・6年向けのおはなし会で、聞きました。
    淡々と読み進める読み手の声が、教室に静かに響きました。

    厳しい世界に生きるからこそ、家族の団欒がいかに温かく幸せなものと気づくのですね。
    ぬるま湯の世界にいる自分の鈍感さ(幸せボケ)を反省しました。

    『くまの子ウーフ』と同じ作者であることが、信じられないほど、まるで違う世界が、そこにはありました。
    高学年から大人まで楽しめる絵本だと思います。

    投稿日:2007/11/07

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