「こどものとも絵本 はがぬけたよ」 なかなかよいと思う みんなの声

はを抜くのが怖くて、糸でぬこうというパパの言葉におびえる男の子。あー、これは、ついこの間の、我が家の風景じゃないかと思うようなスタートでした。
いろんな動物に会い、最後に抜けた時は、こっちまでほっとしました。

ライオンのノッカーに糸をくっつける提案をお父さんがしたとき
男の子は逃げ出してきます。
なんだか、考えただけで怖い気がします。
それから、あのライオンに虫歯を抜いてもらったワニとネズミに出会います。
ライオンのノッカーは、歯を抜く名人のようです。
歯が抜けるときの落ち着かない気分がよくあらわれていると思いました。

むし歯予防デーにちなんで歯のおはなしということでセレクト。
乳歯がぐらぐらしているこうじくんが、歯を抜くことに躊躇している時に出会った光景を描きます。
自分自身の経験としても、乳歯が抜ける時の恐怖（？）は、子どもにとって相当なものです。
そんな心理状態をユーモラスに表現してあります。
こうじくんが出あったのは、ワニ、ねずみ、こい。
あらあら、山口マオさんの有名なわにわにではありませんか。
ふむふむ、みんなライオンさんに歯を抜いてもらったって。
そのライオンさんとは、いかついドアノッカー！？
あっけない顛末は、でもよくある光景。
でも、心晴れ晴れですね。
小学校のおはなし会で読みます。