あんまりよく泣くので手にとってみた本。
「ないているこ だあれ?」とページをめくり「うさぎさんだ!」「本当だね、どうしたのかな」と、それだけでこの本の虜に……。
ページをめくれば、それぞれにお父さんやお母さんが泣いている子を見に来てくれています。お母さんが帰ってきたり、お手当てしてくれたり、お乳をくれたり。
この子のお母さんは来てくれたけどお父さんは? お父さんは来てくれたけどお母さんは?と、いちいち両親揃っていないことを指摘するほど入れ込んで聞いていました。
「親がきて看てくれる」という内容が子供にはいいみたい。安心を誘うようです。
最後の女の子は自分に見えるようで、いつも「なぁら!」と先に言われてしまって本の中に書かれた名前を読んだことがありません。それだけ子供が世界に入っているのでしょう。安心して幸せな気持ちで読み終えることが出来る本。
あかちゃんの本と銘打たれていますが、赤ん坊とはまた別の、甘えたいお年頃の1歳半・2歳頃〜もいいかなと思いました。娘が読んだのは2歳半でした。