氷山が丸ごとホテルになっているペンギンホテル。
可愛いながらも、どこか高級感が漂うのは白黒のペンギンがホテルマンだからでしょうか。
お客さんは、世界中を旅するライオンに、親子で旅しているゴマフアザラシにシロクマ、恋人と待ち合わせしているアカギツネ、羽を休めにきたオオハクチョウ。大きな大きなホッキョククジラだって、ペンギンホテルだからこそ、ちゃんと泊まれます!
でも、一室、6号室だけ「よやく」の札が。
部屋で休憩後は、レストランで、お夕飯のシーフードだって堪能できます。それぞれのお料理の近くには料理名が書かれていて、「○○ちゃんは、どれを食べてみたい?」と、子どもとの会話も広がります。
ディナーショーまであり、本当に高級ホテルのようです。
ペンギンホテルの中が見られるようになっているページでは、子どもも顔を近づけてよぉーく見ており、「あっ、いた!」と誰がどのお部屋にいるか発見していました。
ちゃんと、従業員部屋だって描かれていて、夜勤のペンギンさんも発見!
そして、オーロラが輝く真夜中になると、ようやく6号室に泊まる予約のお客さんが。このお客さんが誰かは、是非、読んで確認して下さいね!
細かい所まで描かれていて、泊まりたくなる素敵なペンギンホテルでした。
個人的には、
恋人を長いこと待っていて、別れ際も惜しんでいるアカギツネと、
世界中のホテル巡りをしているであろうライオンがとても気になりました。ライオンさんの旅行鞄、たくさんのホテルのステッカーが貼られているんです。帰りには、ちゃんとペンギンホテルのステッカーも貼られていました!
今回、2歳の子どもに読みましたが、楽しかったようで何度も持ってくる本となりました。
でも、読む度に、色々と発見しているのは、親である私だったりします。
大きくなっても楽しめる絵本です。