なかよしの友だちが 引っ越していく
それも飛行機で 北海道という遠くへ
早起きをして 1番の電車にのる
見送るために 父親とふたりでむかう
すべてがとくべつなこと ふしぎな感じがする
えほんの中に明かりが灯る 静かなあかりだ
駅舎の中 電車の中 道路の上 町の中
空港でなかよしに出会う ぎこちなく笑う
家族と友だちと 父親と 自分と
いつもとは違うとくべつなことは やがて出発ロビーの奥へ
友だちといっしょに消えていく ふしぎな感じがする
時間が見えるようなえほんだ
石橋画伯のまじめさが 伝わってくる
私もだれかと乗ってみるか 始発電車に
感謝