まず、タイトルに惹かれました。 じゃむ じゃむって、心地良い響きだなと思いました。
そして、表紙も何だかおもしろい。絵本ナビで見たときに、あれ、どんくまさんいない?と思いましたが、よく見たらちゃんといました!一瞬わかりませんでした。
秋。どんくまさんは、うさぎのじゃむ屋さんと出会いそのままじゃむ作りを手伝います。
大きなお鍋でコトコト煮る、沢山のりんごじゃむ。甘くて良い匂いが、本の中からしてくるようです。
どんくまさん、夜遅くまでじゃむ作りを手伝って、翌日はじゃむを売る仕事まで頑張ったのに、あるミスをしてしまいうさぎさんに怒られてしまって切なかったです。
私が一番印象に残った場面は、この後、りんごの木の下でどんくまさんがしょんぼり落ち込んでいるところ。
また しっぱいしちゃった あーあ ぼくは だめだなあ
どんくまさんの気持ちが伝わってくる、とても印象的な柿本さんの絵でした。
「そんなことないよ だいじょうぶだよ げんきだして どんくまさん」
ついついこんなふうに、声をかけたくなってしまいました。
ラストに出てくる、どんくま印のりんごじゃむの瓶。ラベルが可愛くて(^▽^)こんなじゃむが売っていたら、絶対に買ってしまうであろう私なのでした。