図書館で見つけ、何となく気になったのですが、その場では時間がなかったため借りてきました(私が見たくて)。
おかの うえに「いちねんのりんご」という
なまえの きが あります。
ひとつきに 1こずつ みが おちて
はる なつ あき ふゆが
めぐって ゆくのです。
・・・という冒頭部分から始まって、その後は見開きで1ヶ月ずつ、りんごが季節を象徴する行事やものに変身?していきます。
家で改めて見ると、切り絵が本当にすごいです。
切り絵の完成形の前に、その前段階も描かれているので、思わずどこがどうなっているのか、じぃ〜っと見入ってしまいます。
最初に見た時よりも2回目、3回目・・・と、読む(見る)ほどに味わいのある絵本です。
一方、3歳10ヶ月の息子。
まだあんまりウケないかな〜と思いつつ、せっかく家にあるのだから、と読み聞かせてみたところ、思った以上にいい感触が得られました。
最初読んだ時は、途中から先をめくろうとしたり「聞いてる?」という素振りもしていたので、「やっぱりまだ早いのかな?」と思ったのですが、実はそうでもなかったようです。
読み聞かせている時は特にコメントもなく淡々と聞いている(様に見える)のですが、その後、何度かリクエストされました。
回数を重ねていくと、「これは何色?」「おひなさまだ」と徐々に反応も見られるようになりました。
そして、絵本を通して、まだ知らなかった「お月見」や「くすだま」というものを簡単にだけど説明することもでき、色も、まだなじみの少ない複雑な中間色(朱色、えんじ色、山吹色?etc.)に触れることもでき。(色の説明は私も正確にはわからないものがあり、少々困りましたが^^;)
子供なりに、何か感じるところがあったのだろうと思います。