「けんかのなかよしさん」 なかなかよいと思う みんなの声

「喧嘩するほど仲がいい」そんな言葉が浮かびました。このくらいの年齢の男の子は、喧嘩も遊びの一環なのかなと思いました。突然象の大群があらわれるファンタジーな展開は唐突な感じもありましたが、長野ヒデ子さんの優しいイラストで違和感なく読み進めることができ、最後は「よかったね〜」と微笑ましい気持ちになりました。

あまんきみこさん、長野ヒデ子さん、我が家の子供たちはどちらも大好きです。そして、取っ組み合いの喧嘩はしませんが、我が家の３歳息子、５歳娘も一緒にいるのにすぐに喧嘩するけんかのなかよしさん。喧嘩するほど仲がいい、なんて言いますが周りからしたら喧嘩せず仲良く過ごしてーと思ってしまいます。

けんかするほど仲がいいって言いますが、そんな言葉が元になっているのかな。

奥付を見ると２００７年と比較的新しい本ですけれど、ゴンちゃんとテッちゃんの髪型はいかにも昭和の子どもらしいし、表情もわんぱくそのもの。

わんぱくって言葉も最近はあまり聞かなくなりました。

けんかしているうちに、違う世界に迷い込んだ二人。

ピンチに陥って即なかよしぶりを発揮するのは普段からなかよしである所以なのかも。

近すぎる相手だからわかってほしいっていう気持ちが働くのかもしれないし、やりたいことが似ている同士は本質的にはなかよしなんでしょうね。

久しぶりに園物の絵本を読んで、子どもの小さかったころを思い出して懐かしかったです。

題名を見てすぐ、（あぁ、けんかをするほど仲がいいことを言ってるんだな。）
と、すぐに気がつきました。

そう、ゴンくんとテッちゃんはけんかをよくします。
そのたびに、はなこ先生が、
「ほらほら、けんかのなかよしさん。」と、笑いながら二人を引き離すのです。
この先生の言い方が素敵ですね。それも、笑いながら。

幼稚園の先生ってとても大変な仕事だと思います。
だって、集団生活が初めての小さな子供たちだから、
好き勝手するだろうし、けんかだって日常茶飯事。
それなのに、笑いながら・・・というところが、スゴイと思いました。

幼稚園で起こる些細な事から、
突然、まったく知らない世界（？）に来てしまうふたり。

けんかもするけど、やっぱり仲良しさん。
相手を思いやる心を育てるのも、こういった集団生活から。

ふたりは、けんかをしつつ成長していくのでしょう。

ぞうとのやりとりも、ほのぼのとして良かったですね。

けんかばかりしている２人の男の子の話ですが
仲がいいからちょっかいだすのか、気になるから
ちょっかいだすのか・・・

良くありがちな幼稚園での風景です。
いつもけんかしている２人に先生は
「けんかのなかよしさん」と呼ぶのが
とてもいいなぁ。って思いながら読んでました。

いつものようにけんかが始まりふと気が付くと・・・

どこにでもありがちな幼稚園の風景と
ちょっと不思議な世界もありで
面白い絵本でした。
子供たちも一生懸命見てました。
同世代の子供たちにはきっと楽しめる絵本だと思います。

けんかばかりする子にかぎって仲良しって本当ですね。先生がけんかをしているゴンくんとテッちゃんを「ほらほら、けんかのなかよしさん。」といって、笑いながら引き離す。とてもいい光景でした。

幼稚園や保育園に行っている子なら、けんかの光景をみるのは日常茶飯事ですね。だから、きっとこの本はなじみがあって大好きになると思います。まして、本の中では、おもちゃのゾウが本物になって登場するのだから、興味津々になるでしょう。

とっくみあいのけんかなんて、もう忘れかけるほど、年をとってしまいました。なつかしさを感じることもできた本でした。

娘は現役幼稚園児。だから幼稚園が舞台のお話は特に好きです。身を乗り出して聞いていました。絵は大好きな長野ヒデ子さんなので私もわくわくしながら読んでいたのです。ちょっとハラハラするところもあって楽しめました。やっぱり幼稚園児にお勧めの絵本です。