主人公であるこいぬのわんわんの、日常生活が優しいタッチで描かれています。
わんわんの毛が一本一本丁寧に描かれているので、ふわっふわでやわらかい毛並みの感触が伝わってきます。
ちょうど息子が1歳になるときに購入しました。
そのときはそれほど興味を示しませんでしたが、1歳4ヶ月ころから動物(特に犬)に興味を持つようになり、そのころから良く本棚から持ってくるようになりました。
わんわんがいたずらいっぱい走り回っているのをじ〜っと見つめ、最後にわんわんがお母さんのおっぱいを吸っているところで、「ちゅっ ちゅっ」と私が読むと、必ずお母さん犬に「ちゅっ」とキスをします。
息子はおっぱいを吸っている音が、キスのちゅっだと思っているみたいです。
そしてなぜかお母さん犬にしかしない。
1歳7ヶ月になって久しぶりにこの絵本を持って私のひざの上に座ったので読んでいくと、わんわんが遊んでいるボールを「ぼ、ぼ」と言いながら指差したり、わんわんがうんちしているのを見て自分のおしりを触ったり・・・。
反応にだいぶ変化がありました。
なんと言っても最後のページで、お母さん犬だけでなく、おっぱいを吸っているわんわんにもちゃんと(?)キスをしているのが微笑ましかったです。
もしかしたら、わんわんがお母さんのおなかにうずくまっていて今までわからなかったのかも、と思いました。
でも、おっぱいを吸っている「ちゅっ」=キスの「ちゅっ」だと思っているところは変わっていません(笑)